レビジャヒード海洋保護区 ― 海が今も手つかずのまま生きる場所
- renemv76
- 1月31日
- 読了時間: 2分
メキシコ・バハ半島の沖、深い太平洋の果てに、世界でもっとも手つかずの海が広がっています。そこがレビジャヒード海洋保護区です。
「メキシコのガラパゴス」とも呼ばれるこの遠隔の諸島は、ソコロ島、サン・ベネディクト島、ロカ・パルティーダ、クラリオン島の4つの火山島で構成されています。ここでは、海は今も太古のまま、力強く、自由です。
火と海が生んだ聖域
島々は古代の火山活動によって形成され、地上は黒い溶岩岩と風に覆われた荒涼とした景観です。しかし水中に潜れば、そこは別世界。
豊富な栄養を含む潮流が、壮大な生態系を育みます。ハンマーヘッドシャークの群れ、シルキーシャークやガラパゴスシャーク、そして優雅な**オニイトマキエイ(マンタ)**がダイバーの周りをゆっくりと舞います。
ザトウクジラが出産のために訪れ、バンドウイルカが遊び、巨大なジンベエザメが静かに海を漂います。
海を守る成功例
2017年、メキシコ政府はここを完全保護海域に指定し、14万8千平方キロ以上で漁業や採掘を禁止しました。その結果、魚類は回復し、マンタやサメの個体数も増えています。
2016年にはユネスコ世界遺産に登録され、世界的に重要な海洋保護区として認められました。
心を揺さぶる出会い
レビジャヒードでのダイビングは冒険以上の存在です。流れに身を任せ、青い無限の中で、海の主である生き物たちと向き合う瞬間は特別です。
巨大なマンタが頭上を滑るとき、ハンマーヘッドの群れが目の前に現れるとき、人は本当に海と繋がったと感じます。
この場所が教えてくれること
世界の海が危機にある中、レビジャヒードは希望そのものです。守れば海は甦る。その証明です。
最後に
この海にたどり着くのは簡単ではありません。けれど、その隔絶こそが海を守っています。
ここに立ち、静かな青の中に身を置くと、人は小さな存在だと気づきます。そして、海を守る責任があることを思い出します。
レビジャヒードが野生のままである限り、海は語り続けます。潮の流れと、マンタの翼の音とともに。















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